永六輔（えい ろくすけ、1933年（昭和8年）4月10日 - 2016年（平成28年）7月7日）は、日本のラジオ番組パーソナリティ、タレント、随筆家。元放送作家、作詞家である。生家は浅草のお寺。疎開先の長野県で上田中学（現上田高校）に入学するが帰京し早稲田中学高校と進学する。高校時代からラジオ番組に投稿し三木鶏郎に認められる。早稲田大学第二文学部に入学し、民俗学者宮本常一の教えを受ける。中村八大に呼び止められていきなり徹夜で10曲もの作詞をしたことは有名。その中の1曲が「黒い花びら」であった。この曲は第一回「日本レコード大賞」を受賞。以来、作詞活動も精力的に行う。中村八大と組んだNHK「夢であいましょう」では数々のヒット曲を生んだ。特に「上を向いて歩こう」はアメリカボードビルヒットチャート１位を獲得。坂本九と共に「六八九コンビ」と呼ばれた。その後いずみたくと「にほんのうた」シリーズの制作にあたり47都道府県の新しい御当地ソングを多数生んだ。この経緯はデュークエイセスのインタビュー番組でも紹介されている。ラジオパーソナリティとして全国にファンを持ち「誰かとどこかで」は長寿番組であった。「土曜ワイドラジオ東京」も絶大な人気を博した。「東京やなぎ句会」に属し、その広い人脈で数多くの多彩なゲストを招いた。1966年来草は「いい湯だな」の制作年にあたる。いずみたく、デュークエイセスと来草した時のものである。いずみたくは「手のひらを太陽に」「見上げてごらん夜の星を」などの作曲者でもあるが、アニメ「アンパンマン」の数多くの作曲も行った。「生きてるパンをつくろう」「勇気の花がひらくとき」「アンパンマン絵かきうた」など多数である。「いい湯だな」はドリフ版が有名であるが、草津・伊香保・万座・水上をめぐる「群馬版」がオリジナルである。